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18歳の回天特攻隊員の遺書

http://iinee-news.com/post-1180/

一年くらい前に百田尚樹の「永遠のO」

永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)
(2009/07/15)
百田 尚樹

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そしてつい最近、荻原 浩の「僕たちの戦争」を読んだ。

僕たちの戦争 (双葉文庫)僕たちの戦争 (双葉文庫)
(2006/08)
荻原 浩

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ともに切り口は違うけれど特攻の話しだ。
「永遠の0」はストレートに戦争の、特攻の理不尽さを描いている。
ドラマや映画でご覧になった方も多いかと思う。
「僕たちの戦争」はタイムスリップによって
戦時中と現代の若者が入れ替わるという設定で、時にコミカルな文章で軽く読めるけれども
その実、すごく考えさせられる内容。

私の世代は、戦争を知らない世代だけれど、おそらく戦後を知っている最後の世代なのではないかと思う。
子供の頃、昼のサイレンが鳴ると「空襲警報発令!!空襲警報発令!!」と叫び
空を飛ぶ飛行機に向かっては、特攻機を見送るかのように手を振り
遊び場の一つとしての山の中には普通に防空壕があり
お天気雨にあたると「髪の毛が抜ける」などと言った。
顔も見たことはないが、身近な叔父にあたる人達が戦死していたり
祖母が遺族年金をもらっていたり、戦争自体は知らないけれど戦後というヤツを感じながら育った。
今はなき「鉄拳制裁」などという体罰も学校では普通だったし
縁日には傷痍軍人が募金箱を持って立っていた姿も記憶している。

「永遠の0」の中で特攻隊員の遺書に「喜んで逝きます」と書いてあるのを
新聞記者が当時の空気に洗脳された殉教精神だと解釈し、それを元特攻隊員が「行間を読め」と怒るシーンがあるが
この「18歳の回天特攻隊員の遺書」にもきっと悟られたくない行間があると思う。
この人たちは、私たちの両親と同じかちょっと上の世代の人達だから、ほぼ一世代しか違わない。
言っても、そう思考が違うとは思えない。
この回天特攻隊員の遺書には、母を思いやる気持ちが溢れている。

永遠の0の中で行間を読めと言った元特攻隊員はこう続ける

「遺族に書く手紙に、『死にたくない!辛い!悲しい!』とでも書くのか?
それを読んだ両親がどれほど悲しむかわかるか。
大事に育てた息子が、そんな苦しい思いをして死んでいったと知った時の悲しみはいかばかりか。
死に臨んで、せめて両親には、
澄み切った心で死んでいった息子の姿を見せたいという思いがわからんのか!」

そう思いながらこの回天特攻隊員の遺書を読むと胸が詰まる。
当時の合言葉は「お国のため」「祖国のため」だけれど、本当は愛する家族や誰かのためであって
そこには殉教とは違う、もっと人としての根本的な精神があったと思う。

僕たちの戦争の中では、現代から戦時中にタイムスリップした主人公が
この遺書の人と同じ回天の特攻隊員になるけれど、当初は逃げることばかりを考えていた。
しかし、同じ特攻仲間の中に現代に残してきた恋人の祖父にあたる人がいて
その人が戦死すると恋人は生まれてこないことになるからと・・・

誰だって若い身空で死にたくないと思う。
今となっては、自分一人が犠牲になったからといって戦況が変わらないことを知っているし
どうあがいたって日本は戦争に負けるし
戦争に負けたって天皇陛下は処刑されないし
平和で物にあふれた時代が来ることも分かっているけれど
国のためだけではなく、愛する誰かを守るためなら、死にたくはないけれど
と思うのかもしれない。
違うか
国を守ることが愛する誰かを守ることと考えるんだね。
これが、今の私たちとは違う考え方かもしれない。

私は極端な右傾思想ではないけれど、天皇陛下を敬う気持ちはやっぱりある
でも、国や天皇のためになんてこれっぽっちも思わない。
でもね、よーく考えると日本という国があるから今を生きていられるわけだし
そしてその日本という国、日本人というのは素晴らしい民族で誇りに思うことが多々あり
戦争で死んでいった先輩、祖先がいるからこそ今の日本があると思うし
戦争を肯定することはできないけれど、戦死した人々を貶めるような考え方をしてはいけないと思うから
日本の神風特攻隊をテロと同じとする考えには、嫌悪感を持つ。
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